計算ツール
標準状態換算
実状態の気体体積を、指定した基準温度・基準圧力の体積へ換算します。Nm3、Sm3、Am3は定義の違いに注意が必要です。
計算フォーム
このツールでできること
気体体積を、変換元の温度・圧力から、変換先の基準温度・基準圧力へ換算します。 基本式は V2 = V1 × (P1 / P2) × (T2 / T1) です。
適用範囲
理想気体として扱える気体の体積換算を対象にします。実在気体補正、圧縮係数Z、 相平衡、凝縮、物性データベースによる推算、Nm3やSm3の規格判定は扱いません。
実務上の注意
Nm3、Sm3、Am3 は、基準温度、基準圧力、湿り・乾き状態などの定義が資料や業界で 異なります。このツールではそれらを単位選択肢にせず、換算先の基準温度と基準圧力を明示して 換算します。
圧力は絶対圧、温度は絶対温度Kとして計算します。ゲージ圧を使う場合は、先に絶対圧へ 直してください。最終的な設計判断、安全判断、購買判断、運転条件の決定には、原典、 社内基準、適用規格を優先してください。
使用する式
標準状態体積換算式
V2 = V1 × (P1 / P2) × (T2 / T1)
- 圧力は絶対圧、温度は絶対温度Kとして計算します。
- 理想気体として、物質量が変わらない体積換算を対象にします。
- Nm3、Sm3、Am3は単位選択肢に入れず、基準温度・基準圧力を明示して換算します。
- 実務では、基準状態の定義、温度と圧力の基準値、絶対圧かゲージ圧か、実体積か基準状態体積か、計器や仕様書の条件の順に確認してください。
変数定義
| 記号 | 名称 | 説明 | 標準単位 |
|---|---|---|---|
| V1 | 変換元体積 | 実状態または変換元の基準状態での体積です。 | m3 |
| P1 | 変換元圧力 | 変換元状態の絶対圧です。 | Pa |
| T1 | 変換元温度 | 変換元状態の絶対温度です。 | K |
| P2 | 変換先圧力 | 変換先の基準状態の絶対圧です。 | Pa |
| T2 | 変換先温度 | 変換先の基準状態の絶対温度です。 | K |
単位上の注意
- 入力前に、資料が標準状態、基準状態、実状態のどれを指しているかを確認してください。
- 初期値は実状態側 25 ℃、101.325 kPa、標準側 0 ℃、101.325 kPa です。
- 0 ℃、20 ℃、25 ℃、1 atm、101.325 kPaなど、標準状態や基準状態の定義は文脈で異なることがあります。
- 圧力は絶対圧で入力してください。ゲージ圧から絶対圧への変換は行いません。
- Nm3、Sm3、Am3は資料や業界で基準状態が異なるため、単位名だけでは換算条件が確定しません。
- 実m3、Nm3、Sm3を同じ意味として扱うと、気体流量や体積の比較を誤ることがあります。
例題
25 ℃の1 m3を0 ℃基準へ換算する
V2 = 1 × (101.325 / 101.325) × (273.15 / 298.15) = 約0.916149 m3です。
FAQ
Nm3、Sm3、Am3を直接選べないのはなぜですか?
同じ表記でも基準温度や基準圧力が資料、業界、社内基準で異なることがあります。このツールでは0 ℃、20 ℃、25 ℃などを単位名で決め打ちせず、温度と圧力を明示して換算します。
ゲージ圧を入力できますか?
入力する圧力は絶対圧です。ゲージ圧の場合は、同じ単位にそろえた大気圧を加えてから入力してください。
実務利用上の注意
本サイトの計算結果は、入力条件、単位、前提、適用範囲により変わります。 最終的な設計判断、安全判断、法令判断、購買判断、運転条件の決定には、原典、 社内基準、適用規格、専門家による確認を優先してください。